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GODの館ver.3

GODの館ver.3

(91~100)

第九十一話  澤西メンバー絶望?

芝田「はぁ・・・はぁ・・・」
芝田は奮闘していた。
全ての曲がりコーナーを全力で走り抜けていくが、
      シャアアアアアアアア!!!
砂川「・・・!!」
砂川のハイスピードについていくには厳しいようだ。
芝田「・・・はぁ、はぁ。。」
全力を出しても勝つ兆しがない。。ただ砂川が自分から離れていくだけ・・・。
芝田「・・・(負ける。。まぁ仕方ねぇ、砂利道型相手に砂利道はな・・・。いつかまた出会えたら、そん時は俺が勝ってやる・・・。覚えてろ・・砂川)」
       シャアアアアアアア!!!
芝田は砂川が見えなくなった瞬間にスピードダウン。
戦線離脱・・・・。
芝田「(・・・はぁ、予選に落ちた上に個人バトルでも負けてしまった・・・。安部渡部はどうなってんだ・・・。今でもまだ予選突破目指して走り続けているのか・・・・?)」

       シャアアアアアアアアア!!
走る!!
駆け抜けていく!!
       シャアアアアアアアアア!!
内山「はぁ・・!はぁ・・!はぁ・・・」
中川「はぁはぁ・・!はぁ・・・!くはッ・・」
限界・・!!
内山「(もう・・・・無理・・だ。。。)」
中川「(脚がもう・・・限界だ・・・!)」
下を向き、徐々にペースダウン。
ここで実質二人の予選1回戦は終わったのだ。。
内山「(・・・みっともねぇぜ。全く歯がたたなかった・・・)」
         ブワッ・・・
ここで内山中川の二人は風を感じた・・・。
中川「・・・なんだ?」
内山「え・・・・!?(誰かが後ろから、一体誰・・・?)」

       シャアアアアアアア!!!
ハイスピードで駆ける男が一人・・!!
渡部「うおらああああああああ!!!」
渡部トップ集団到着・・・!!!

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第九十二話  渡部と清澄

赤木「・・!?おおっとこれは一体どういうことだああ」
渡部は内山と中川を抜きさった。
内山「(なんだアイツは・・・)」
中川「(アイツ第二集団にいたか・・・?いなかったよなぁ)」
中川は渡部の脚から血が流れているのに気がついた。
中川「(・・・おいおい、まさか、お前・・・)」
       シャアアアアアアアア!!
ここで後方より再び風が・・・!
          ブワッ・・
内山「(・・また?次は誰だよ)」
清澄千太郎!!
中川「・・!?(アイツもか・・・、)」
清澄「はぁ・・!はぁ・・!はぁ・・・!」
中川「(お前ら、マジで・・あの転倒からここまで追い上げてきたのかよ・・・!!!)」

渡部「はぁ・・・!はぁ・・!はぁ・・!!」

速い・・!!
中川「(なんてスピードだ・・・。一体どんぐらい前からスプリントし続けていたんだ・・)」
        シャアアアアア!!
中川「(・・・そして後ろで追ってるやつは“音殺”じゃねぇか・・)」
渡部「はぁ・・はぁ・・!!」
清澄「はぁ・・!はぁ・・!!」

中川「(ここまで追い上げるなんて普通じゃねぇよ・・・。お前らバケモンかよ・・・!)」


篠宮「・・・ん?」
トップ集団後方にいた篠宮が渡部と清澄に気づく。
篠宮「・・・・」
篠宮は自分の敵の判断をしっかりする男である。
10位争いに関係ない者は敵とみなさない。内山中川は無論敵ではないと判断されていた。
勝手に自滅するであろうという魂胆だ。
篠宮「(あんな瀕死は敵ではないな・・・)」
しかしここで渡部と清澄が篠宮を抜き去った、その時、篠宮はなんとも説明のつかない悪寒に襲われたのだ。
篠宮「・・・・」

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第九十三話  ペース崩し

篠宮「(このまま前にはいかせん・・・)」
篠宮のこの判断は間違いでもなく、単なる直感でもなかった。
このまま二人をハイスピードで走り抜けさせればいづれ先頭の安達に追いつきゴールラインを過ぎるまで二人のその位置は変わらないであろうという考えだ。そしてそうなった状況になってしまえば自分は10位争いを五大校とすることになってしまう。
篠宮「(五大校とガチで勝負するのはさける。今のうちに二人の闘志の灯火をかき消す!)」
       シャアアアアアアア!!
篠宮加速!
篠宮「(狩り落とす!!)」

渡部「はぁ・・・!はぁ・・・!」
清澄「はぁ・・・!はぁ・・・!」
体が熱い。脚が限界。そんな渡部を突き動かしていたのは後ろの清澄・・・!
渡部「(いいペースで走れてる・・・。体は限界だけど不思議と走るのをやめたいと思わない。後ろの清澄の存在がでかいのか・・・)」
清澄「(・・・ん?な、なんだぁ)」
篠宮が接近・・・!
渡部と清澄を抜き、渡部の前方にくる・・・。
渡部「・・・・」
篠宮「・・・!!」
篠宮はここで少しブレーキング・・・!
ちょっとした減速が後ろの渡部に影響を与える!!
篠宮を避けて通ればよかったものの、反射的に自分も減速してしまったのだ・・・!
渡部「・・・!」
ペースを崩された・・・!!!
渡部「ぐッ」
ここで渡部を襲ったのはドッと血が抜けるような脱力感であった。
渡部「(まずい・・・・。完璧にペースを崩された。なんだアイツ、すげーむかつく・・・)」
後ろの清澄もペースを崩されていた。

篠宮「・・・(よし、そのまま脱落だな。あばよ)」
篠宮は自転車レースの予選ごときに本気を出さない。最低限の力を出して予選を突破することこそが美学であると感じていたからだ。

        シャアアアアアアア!!
篠宮は走り去っていった。


渡部「(・・・あんにゃろう)」

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第九十四話  渡部崩壊?

渡部「(・・・ふざけんなよッ完全に進路妨害だぜ今のは)」
         シャアアアアアア!!
渡部は今すぐにペースを取り戻し篠宮に仕返しをしたいところだったが、得意の爆裂加速がしたいのに出来なかった。
体力の消耗がここでピークにきたのだ。
渡部「(駄目だ。。少し休まなきゃ・・・)」
渡部無念にも完全にここで追い上げは終了。。

       シャアアアアアアアア!!
しかし渡部とは逆に清澄はペースを取り戻し、そのまま走り抜けていった。
渡部「(なッ・・・清澄はいきやがった)」
清澄にはまだそれだけの体力が残されていたのだ。
そのわけは渡部の後ろに位置し追い上げをしていたということだ。つまりスリップストリーム。前方の相手を風よけに利用し体力の消耗を和らげるというものだ。
清澄「はぁ・・!はぁ・・・!」
篠宮「・・・・」

トップ集団に追いついたものの再び目の前から離れていく状況の渡部。ただ清澄と篠宮が走り去っていくのを後ろから眺めることしか出来なかった。
渡部「(くそぉ・・・ここまで、ここまできたのにッ・・)」

渡部絶望。。
そんな絶望の状況の中で渡部にさらなる絶望が立ちはだかる。。
渡部「・・・ん?」
渡部の視界にうつったのは箱根の山道。
渡部「(・・・うそだろ。。あれをこれから上れってか?今の体力でいけるわけねぇ)」
・・・予選一回戦。いよいよ最終局面に突入する。

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第九十五話  山・突入

先頭の安達は山道に突入していた。
安達「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
川崎「(この山で最後だ・・・。ふぅ、まぁなんとか予選突破はできた感じだな)」
伊東「(・・・山か・・・あともう少し)」
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・
序盤からずっと平地型が目立っていた予選1回戦であったが、この山道からは上り型が力を見せ始める。
クライマー!!
細田「・・・いくぜぇ」
橘「(細田先輩が本気モードに・・・)」
      シャアアアアアアア!!!
細田「・・・!!」
長崎「フン、この上りで俺をふりきってみろよ」
細田「ぐっ・・・」
長崎「・・・断言してもいい。ふりきるのは俺。ふりきられるのはお前だ。」
       シャアアアアアアアア!!
橘「(う、うお・・・)」
長崎の加速!!
細田「(上等だあッ)」

清澄「(はぁ・・・うわッ・・・山・・・・。いけっかなぁぁ・・・。いくしかねぇかあ)」
篠宮「・・・・」

そして、いよいよ渡部も山へ突入するのだった。
渡部「・・・・」
山へ入ったものの脚の周りが遅い。
体力の限界であった。。
渡部「ぐッ・・・・」
そして前方より吹いてくる風・・・!
渡部の体力は減る一方であった。
渡部「(もうマジやべぇ・・・)」
渡部が山道で倒れかけそうになった、その時、

どうした?ここまできたのに終わりなのか?
渡部「・・・?」
青林「まだ終わりじゃねえだろ?ここで追い上げ止めてどうする・・・!はぁ・・・はぁ・・・!俺の後ろについてきなッ風よけにぐらいなってやらあ!」
渡部「(青林・・・・!)」

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第九十六話  情熱の男・青林和也

青林「まだ終わりじゃねえだろ?ここで追い上げ止めてどうする・・・!はぁ・・・はぁ・・・!俺の後ろについてきなッ風よけにぐらいなってやらあ!」
      シャアアアアアアアアア!!
青林はそう言うと渡部の前方にまわった。
渡部「(青林・・・!)」
青林にはそんな人助けのできる体力などなかった。
しかし、、
渡部「俺と清澄はけっこうとばしたのに・・・てっきり置き去りにされたと思ったけど、ついてきてたんだな。はぁ・・・はぁ・・・・まだそんな体力あったのかよ」
青林「はぁ・・・はぁ・・・馬鹿か、そんな体力あるわけねえだろお」
渡部「・・・え?」
青林「正直一度転倒したのにここまで差を縮められるとは思っていなかった。・・・転倒した瞬間に終わったと感じた。まったく情けねえがよ・・・。ここまで追い上げることに成功したのはお前の熱意のおかげでもある」
渡部「・・・俺の?」
青林「あそこで躊躇なく走ると宣言するお前がいなければ俺はここまで本気になれなかったってわけだ。・・・だから俺を本気にさせたお前がここまできてダウンするのは見届けられねぇ。こうなったら二人で予選突破しようぜッ・・」
渡部「・・・・あぁ、そうだな・・・ッ」
      シャアアアアアアアアアア!!
青林「風はどんどん強くなっていく・・・。前にいるヤツらはそこまでとばせないはず・・・まだチャンスはあるッ・・!」
渡部は青林の言葉に安心感をいだいた。
さっきまでの孤独なレースからいっぺんし、
仲間が生まれ共闘戦線をはれたのだッ!

渡部「・・・!!」
そしてッ
青林「うおあああああああああ!!!!」
青林!!怒涛の立ちこぎ!!

渡部「(すげえ・・・)」
青林「(俺は山に燃える情熱の男・・・!!青林和也!!絶対にこの山、のぼりきる!!!!)」

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第九十七話  燃えよアオバ

極限の境地の中、青林は思い出していく、
青林「チャリ?」
麻田「そうだ。やってみないか、楽しいぞ」
青林は部活動に入っていなく、毎日不良をしていた。
当時中2だった青林は休み時間いつもタバコを吸いに校舎裏へと行っていた。
つるむ者はいなく、青林は孤独なヤンキーであった。
麻田「こんなことしてて人生楽しいか?もっと燃えるようなことをやろうぜ」
青林「あぁ?チャリじゃ燃えねぇだろうがよ。燃やすにはこのライターだろうがよお」
麻田「くっくっく、確かにそうだな。俺が言ってるのはタバコを燃やすもんじゃない、」
青林「はあ?じゃあなんだよ」
麻田「・・・魂」
青林「・・・・」


青林「(麻田先輩・・・)」
青林は強風に負けず山を上っていく!!


青林は山へ連れてこられていた。
青林「いいのかよ、授業ほったらかして後輩を山に呼び出して」
麻田「たまにはいいんじゃないか?」
青林「・・・・」
麻田「さて、レースしようかッ」
青林「はあ?」
麻田「そうだな、俺に勝てたら1万やるよ。で、俺に負けたら・・・お前は何もしなくていい。どうだ?レースしようぜ」
青林「たかがチャリのレースだろ?どんだけ自信ありだよ・・ったくゼッテー1万渡すんだろうなあ?」
麻田「もちろんだ」
その後青林と麻田は一騎打ちをした。勝敗は言うまでもない。
青林の完全敗北。山中でまさかのギブアップ。
青林「はあはあ・・・」
麻田「グッジョブだったな、青林。いやアオバ」
青林「チッ」
麻田「俺のペースでここまでついてくるとは、アオバ、お前才能あるぜ」
青林「俺が・・才能?」


青林「(麻田先輩・・あんたにあそこでタバコ吸ってる俺に話かけられなかったら・・・・考えただけでゾッとしますッ)」

『俺が言ってるのはタバコを燃やすもんじゃない』

青林「(麻田先輩。あなたの言ったとおり、今俺・・・すげえ燃えてます!!)」


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第九十八話  ハートの強さ[前編]

青林の体が燃え上がる!!それはあくまでイメージの話だが、すぐそばの後方にいた渡部には、その燃え滾る炎が具現化して視野にうつっていた!!
渡部「・・・(すごい)」
渡部にはクライマーの気持ちなどわからない。青林のクライムを目の当たりにして、クライムの世界を少しのぞいた気でいた。
なんて過酷な闘い方だ・・・。
渡部には強風がぶつかってはいないが、青林の侵されている状況は十分理解していた。
体力やポテンシャルの強さで青林は動いていない・・・。頭は朦朧とし、脚は枯れ果てた感じであろう。
今の青林の動力源はハート・・・・ッ
渡部は青林のヒルクライムに息をのむ。。

ギャラリー「おおッ下からまだまだ追い上げてるヤツらがいるぞッ」
青林と渡部のことだ。
ギャラリー「・・あれ?あいつら協力し合ってるのか?」
ギャラリー「どういうことだ・・・一人が風を直撃しながらも死力を削って、後ろのヤツはその開かれた道を走ってやがる」


・・・・


篠宮「(風が強いな。んなことはわかってる。さて、一体どういうことかな・・・。風の音に混じって聞こえてくる歓声は・・・)」
清澄「・・・・」
篠宮「(この歓声は明らかに上方からじゃない、下方からだ・・・!まさか、さっきのヤツが追い上げてんのか・・・?)」


ギャラリー「頑張れお前らッ!追いつけるぞ!」
ギャラリー「踏ん張れ!!踏ん張れ!!」
ギャラリー「このままペース落とすんじゃねえぞ!!」
青林と渡部は応援を受けていた。
渡部「・・はぁ・・・はぁ・・」
青林「はあ!はあ!はあ!はあ!」
ギャラリー「前のヤツ!!ゼッテーくたばるなッ!」
青林「・・・はあ!!はあ!!」

青林は再び麻田の言葉を思い出していた・・・。

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第九十九話  ハートの強さ[後編]

青林「あ~ッもう限界だッ!!」
青林は麻田の誘いにのりチャリレースを始めるようになった。
麻田「だから何度も言ってるだろ!自転車から降りるな!」
青林と麻田は山上りの練習をしていた。
青林「しょうがねえじゃないか。。脚がもう駄目だと嘆いてくんだ・・・」
麻田「・・・アオバ、上り型としてチャリをやってくなら、そんなことは言い訳にならない。上り型は限界でも、限界を通り越しても走らなきゃ駄目なんだッ!」
青林「そんな無茶な・・・」
麻田「しかしアオバ。限界でも走っていける魔法は確かにあるんだぜ」
青林「え・・・?」
麻田「それは・・・・」

ギャラリー「がんばっれ!!前のヤツ!!」
ギャラリー「追いつける!!追いつける!!」
ギャラリー「いけいけえええええ!!」

麻田「歓声だ・・・ッ」

歓声に包まれ二人は追い上げていく!!
青林「はあ!はあ!!はあ!!!!」
渡部「・・・はあ・・・はあ」
青林「(脚が限界だと嘆いている・・・ッ。でもそんな脚の悲鳴も、この歓声が打ち消していく!!麻田さん、これが魔法かッ)」
渡部「(頑張れッ青林・・・)」

するとそのときッちょうど左ヘアピンを過ぎたあたりだったッ・・・
渡部「はッ」
わずかに見えたのは清澄、篠宮の背中・・・
青林「うおおおおおあああああああ!!」
ついに追い詰めたッ!!青林のペースがさらに上がる!!
渡部「・・・!!」
ギャラリー「いいぞいいぞ!!いけええ!!」
ギャラリー「なんて二人だ!!まさか追いつくなんて!!」

篠宮「(な、なに・・・・ッ二人?あいつ一体何者だ・・・・)」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第百話  10位以内争い

篠宮「(山にはいる前に清澄と一緒に潰したヤツが追い返してきた・・・、そして何者だアイツ?まさかアイツもとんでもない長距離を追い上げてきたのか?)」
清澄「(・・・あの人、うまく復活したのか)」
       シャアアアアアアアア!!
青林「あああああああああああ!!」
怒涛!!
渡部「(青林・・・!もう充分だ!おかげで前方の二人に追いつくことができた!)」

篠宮「(前から順番に確か安達、川崎、伊藤、小林、そして長崎と細田、橘、崎本・・・で俺と清澄まででちょうど10人。まったく邪魔が入ったものだ)」
       シャアアアアアアア!!
篠宮「(とりあえず俺、清澄、後ろの二人以外は予選2回戦進出は確定だな・・・。危機なく予選を終えようと思ったが、まさかここで10位以内争いにあっちまうとは・・・)」
篠宮はどうしても山上り区間を無事にクリアしたかった。誰とも争わず、ただ10位ちょうどでゴールラインを過ぎたかった。
そのわけは体力温存もあるが、密かなワケがあり、それは苦手であるからということである。
篠宮は“下り型”ライダー。もともと脚力のほうには自信はなく、下り坂の加速を利用した走りが得意であった。
篠宮「(・・・生き残る・・・ッ)」
篠宮は立ちこぎの体勢にはいる・・・!
篠宮「(ここで差をつける・・・!)」
篠宮のとった立ちこぎという行動は先手必勝という意味であった。
早い段階でリードをつけたかったのだ!!
しかしこの篠宮の立ちこぎの行為は、ある意味間違っていた!

青林「・・・!!」
青林に気づかせてしまった・・!!
青林「(ほぉ・・・)」





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